住宅ローンの返済ができずに競売になっている家庭が後を絶ちません。
全国で6万件を超える件数があります。
しかし、最近ではその数も3万件~4万件と減少はしております。
その減少は金融円滑化法案の影響もあるかと思われます。
つまり支払いができなくても、利息だけでも払ってください。など
支払いを先延ばししているケースもあります。
支払いができれば良いのですが、いずれ競売になってしまうかもしれません。
折角、家を買って幸せな暮らしを夢見てきたのに、住宅ローンの支払いに
悩まされてしまうのは本当に残念です。
それでは、なぜ住宅ローンの返済ができなくなってしまったのか?
まず1つ目は会社の業績が悪く給料が減らされ予定していた返済ができない。
2つ目は低い金利だけで計算しているためその他にかかる費用を計算していない。
これらの原因は住宅ローンを借りる時に対処することができたのです。
例えば返済比率が30%以下だから大丈夫です。
いまの家賃を支払っている金額と同じぐらいだから大丈夫。
などと思っていませんか?
または、不動産会社に言われていませんか?
返済比率が30%以下
年収800万円の世帯と年収400万円の世帯では同じ30%以下でも
住宅ローンの返済に対する負担は違います。
また同じ年収600万円の世帯AとBでも
お子様1人のA世帯とお子様3人のB世帯ではやはり住宅ローンの返済に
対する負担は違います。
このように各世帯によって生活環境が違いますので、まずは将来の予測を
きちんと立ててから住宅ローンを組むことが必要です。
銀行に預金をしている時は1年後にいくらの利息が付いたかを確認される方は多い
と思います。
しかし、住宅ローンを組んでいる方が今年はいくらの利息を払ったかを確認されて
いる方はそんなにはいらっしゃらないでしょう。
しかしここが大事なんです。
35年間ローンを支払ったらいったいいくらの利息を支払っているでしょうか?
金額を知るとビックリされることでしょう。
特に以下のような方は見直しが必要になる可能性がありますので、まずはご相談
してください。
■ 住宅ローンの見直しが必要な理由 その1 金利に注目! |
◎現在の金利が1.5%以上の金利になっていませんか?
現在の金利は今までにないくらいの低金利です。 今後は金利の上昇も考えられます。
早めに低金利での住宅ローンへの見直しが必要です。 |
■ 住宅ローンの見直しが必要な理由 その2 返済期間に注目! |
◎単純に返済期間35年で組んでいませんか?
月々の返済金額を抑えるために35年でローンを組んでいる場合があります。 25歳の方が35年ローンを組んでも60歳で完済です。 この場合には特に問題はないでしょう。
しかし、35歳の方が35年ローンを組んでしまったら完済年齢は70歳です。 自営業の方以外は定年退職をしている年齢です。 ローンの返済は大丈夫ですか? 退職金で繰り上げ返済をしますか? 退職金を使ってしまうと老後の生活は心配です。
そこで老後の生活が大丈夫か?試算をしてから35年返済を組みましょう。 |
■ 住宅ローン見直しが必要な理由 その3 返済総額を知ること! |
◎35年のローンを組んだ時、利息を含めて全部でいくら返済しますか?
銀行でも不動産会社でも月々の支払い額は教えてくれますが、返済総額まで 教えてくれるところはほとんどありません。
銀行から送られてくる支払い明細書を見て、思っていたほど元金が減っていない ことに驚かれたことだと思います。 元利均等方式ですと最初は利息を多く払っている計算になります。 そのため元金があまり減っていないのです。
例えば3,000万円の住宅ローンを借り入れたとした場合35年ローンでは、 変動金利2.45%が期間中変わらない金利として返済総額は6,000万円近い金額を支払うことになります。
早めに見直すことで返済総額を減らすことができます。
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